可の子会(かのこかい)とは
可の子会とは、大正琴の会派です。
可の子会は、「のびのびと楽しく学べる」「音色を大切にする」を基本に、大正琴を通して人とふれあい、豊かな人生を送れる様にお手伝いします。
のびのびと楽しく学べる
演奏曲目のジャンルに柔軟に取り組んでいます。 演奏したい曲を演奏し、聴く方達に喜び感動していただく。常に新しい大正琴の可能性を見いだして、演奏曲を開拓しています。
「音色」を大切にする
『森の中で奏でる澄み切った音色』
『心に残るやさしい響き』
を目標に1つ1つの音を大切に癒しの音を追求します。
「和」を大切にする
大正琴は楽器の性格から、グループ演奏すると豊かな表現ができます。みんなの気持ちが一つにならないと良い演奏には繋がりません。いい曲に仕上がって、自分もその演奏を担っていると感じることで他者と繋がりを感じます。その繋がりを良くするために、和して上達していく気持ちが芽生えます。音色と演奏する仲間、聴いて下さる方との和を感じれらるように心がけています。
演奏曲目と編曲
可の子会での演奏曲目は、音楽ジャンルにこだわらずに選曲し、編曲しています。親しみやすい曲、楽しくなる曲、感動する曲、懐かしい曲、躍動する曲といった多彩な曲想の曲を演奏しています。会主によって、編曲と譜面作成、伴奏の作成をおこなっています。また、会員の練習用に伴奏テープも手作りしています。
初学者に優しい演奏曲目から、大正琴の演奏技巧を追求し、芸術性の高い曲目演奏も追求しています。生涯学習にふさわしい内容です。
可の子会の目指すもの
可の子会は、大正琴を通して、世代・地域・国境・音楽ジャンルを超えて交流することを目指しています。
障害を乗り越えて
可の子会は、一般の方のみならず、視覚障害者や知的障害をお持ちの方への指導や、施設訪問演奏を行っています。障害があるからこそ、音に対する感性が研ぎ澄まされ、大正琴の演奏を楽しみ生き甲斐ともなっています。
国際交流
音楽には、言葉を超えた交流の力があります。 それは、中国からの留学生が『可の子会』の演奏を聴いたのがきっかけでした。その音色が帰国してからも忘れられず、もう一度聴きたいとの思いが、北京文化局を通じて日中文化芸術協会に照会があり、招待状が届くという奇跡を起こしました。中国・北京市の首都師範大学ホールで演奏し、同大学と文化交流協定書を交わし国際交流を始めています。
音色を大切にし、奏者も聴衆も楽しめる演奏は、世代も国境も障害も取り払い、心に響く交流があると実感する日々です。
可の子会について
・大正琴の会派 ・正式名称:フォレストサウンド 大正琴 可の子会
・本部 :熊本県玉名市岩崎35
・会主 :藤野可代子 (1955年生まれ)
会主経歴
音楽歴
- 音楽歴 6歳でピアノを初める
- 小・中学校はコーラス部に所属
- 高校の時はブラスバンドでホルンを担当
- 学生時代 県主催の作曲コンクールに入選
大正琴との出会い
- 幼い頃から自宅にあった大正琴に触れ親しむ
- 30歳の時、本格的に大正琴を志す
- 「大正琴愛好会」、「Gマインド」を名乗り演奏活動をする
- 2003年(平成15年)に「可の子会」を立ち上げ現在に至る